サイバー大学は就職できないと言われる理由とは?リアルな現状と対策を紹介!

「サイバー大学って、本当に就職できるの?」
年齢制限なしで、完全オンラインで学べる手軽さから注目を集めるサイバー大学ですが、その一方で、「就職できないのでは?」「本当にスキルが身につくの?」といった不安の声も聞かれます。
従来の大学とは異なる学習スタイルだからこそ、就職への不安を感じる方もいるかもしれません。
実際、インターネット上では「サイバー大学は就職できない」といった情報も散見されますが、それは真実なのか?
この記事では、なぜ「就職できない」と言われるのか、サイバー大学のリアルな現状と実際の声を紹介します。
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〈プロフィール〉
オンラインスタディナビ運営者
大学職員として通信教育部門の勤務経験あり
オンラインで学べるスクールや大学等の情報発信
サイバー大学とは?

サイバー大学の最大の特徴は、通学不要で、インターネット環境があればどこでも学べること。
時間や場所を選ばず、自分のペースで学習できるのが魅力です。
さらに、すでに会社勤めしている社会人の方や、子育て中の主婦の方など、年齢、性別、職歴を問わないので「大人の学び直し」ができるのも魅力となっています。
カリキュラムはITとビジネスに特化しており、現代社会で求められるスキルを体系的に習得できます。
日本はもちろん、条件を満たしていれば海外からでも入学可能なのです。
サイバー大学は、時間や場所に縛られず学びたい人、自分のペースで学習したい人、IT・ビジネススキルを身につけたい人、自己管理能力が高い人、新しいことに挑戦したい人に向いています。
サイバー大学は就職できないと言われる理由

サイバー大学に関して、「就職できない」という声が一部で聞かれることがあります。
なぜそのように言われるのか…そこにはいくつかの理由が存在します。
オンライン大学への偏見と誤解
日本では、長らく「大学=キャンパスに通って学ぶもの」という認識が一般的でした。
そのため、完全オンラインで完結するサイバー大学のような新しい形態の大学に対して、「ちゃんと教育が受けられるのか?」「学力が低いのではないか?」といった偏見や誤解を持つ人が、残念ながら存在します。
特に、企業の採用担当者の中には、オンライン大学での学習経験を十分に理解していない、あるいは評価していない可能性も考えられているのです。
企業側の採用基準
一部の企業、特に大手企業や伝統的な企業では、採用選考の初期段階で、いわゆる“学歴フィルター“を設けている場合があります。
これは、特定の大学群以外の出身者を書類選考で落とすというものです。
サイバー大学は、この学歴フィルターによって、選考の土俵に上がれない可能性があるのです。
自己管理能力やコミュニケーション能力への懸念
オンライン学習は、自己管理能力が非常に重要です。
自分で計画を立て、モチベーションを維持し、学習を進めていく必要があります。
しかし企業側は、オンライン大学の卒業生に対して、「自己管理できているのか?」「主体的に行動できないのではないか?」という懸念を抱くことがあります。
また、対面でのコミュニケーション機会が少ないため、「チームワークを重視する職場でうまくやっていけるのか?」「コミュニケーション能力が不足しているのではないか?」と不安視されることもあります。
実践的なスキル不足への不安
オンライン学習では、実験や実習など、実践的なスキルを習得する機会が限られています。
そのため、企業側は、サイバー大学の卒業生に対して、「即戦力として活躍できるだけのスキルが身についているのか?」という不安に思っている可能性があります。
情報不足と認知度の低さ
サイバー大学は、比較的新しい大学のため、従来の通学制大学に比べて、社会的な認知度がまだ低いと言えます。
そのため企業側は、サイバー大学の教育内容やカリキュラム、卒業生の質について、十分な情報を持っていない場合があります。
この情報不足が、「よくわからない大学だから、採用は控えよう」という判断につながってしまうのかもしれません。
※必ずしも、上記の内容が当てはまるわけではありません。
サイバー大学のリアルな現状
実際サイバー大学の就職率はというと…

サイバー大学の卒業生は、主に以下のような業界で活躍している傾向があります。

サイバー大学の卒業生は、IT関連企業を中心に、幅広い業界で活躍しています。
また、働きながら学んでいた社会人学生は、スキルアップによって昇進や転職を成功させるケースも見られます。
サイバー大学のキャリアサポートセンターがあります。
そこでは、キャリアコンサルタントはもちろん、公認心理士、臨床心理士、などの国家資格有資格者が在籍しており、キャリア全般のサポートを行なっています。
- 就職・転職に関する相談
- 応募書類の添削指導
- 面接の練習
- キャリアサポートイベント
キャリアサポートの満足度も85.3%と、多くの学生たちがこのサポートに満足しています。
(2023年度全学生アンケートの結果)
就職先はIT関連から一般企業まで幅広く実績があるのがサイバー大学の強みですね。
- アルテリア・ネットワークス株式会社
- 株式会社アルファシステムズ
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- SCSK株式会社
- SB C&S株式会社
- SBテクノロジー株式会社
- NECネッツエスアイ・サービス株式会社
- NSW株式会社
- 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
- 株式会社CARTA HOLDINGS
- 株式会社サイバーエージェント
- Sansan株式会社
- 株式会社CIJ
- CTCテクノロジー株式会社
- GMOインターネット株式会社
- 株式会社じげん
- 株式会社システナ
- 株式会社システムサポート
- Sky株式会社
- 株式会社ZOZO
- チームラボ株式会社
- TDCソフト株式会社
- 合同会社DMM.com
- ディップ株式会社
- トヨタ自動車株式会社
- 日本電気株式会社(NEC)
- 日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
- パーソルキャリア株式会社
- パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
- 富士ソフト株式会社
- 株式会社ファインデックス
- ベース株式会社
サイバー大学を卒業しても就職できないは嘘?実際の声

「サイバー大学は就職できない」という声があるのは事実です。
ここでは、実際にサイバー大学を卒業し、社会で活躍している人たちの実際の声を紹介します。
★20代 男性の声
サイバー大学に入学して一番よかったことは、やはり場所や時間を選ばずに受講できるところです。日中はインターンシップに参加していたので、基本的には夜間に受講する等、学習を進めていました。昼間に授業がある通学制の大学では、学業と課外活動の両立は難しかったと思います。
次に、実務に直結する科目があるところです。サイバー大学ではITとビジネスについて実践的に学べる科目が数多くあるため、実務志向が強い私には非常にマッチしていました。実際に大学で学んだことをインターンシップの業務で活かすことで、企業から高い評価をいただいたこともありました。
(引用:サイバー大学)
★20代 男性
フロントエンドエンジニアの枠で全6社にエントリー。
結果的に第一志望の株式会社ZOZOから内定をいただき、入社を決めました。
選考では、サイバー大学に編入学した行動力や、インターンシップ等での実務経験にくわえ、ZOZOのサービスやファッションへの興味等、私自身の熱意も評価していただけたと感じています。
高校生の頃からファッションやZOZOの企業カルチャーが好きで、ずっとこの会社に入社したいという夢がありましたが、サイバー大学に入学したことで現実的な目標となりました。 めざすところに向けて何をすべきかを細分化し実践を積み、早めに就職活動を行ったことで、一歩リードできたと自負しています。
(引用:サイバー大学)
★40代 男性
以前は人材派遣会社に登録して、そこで施工管理技士として働いてましたが、派遣社員という立場に中途半端さも感じていて、転職活動をしていました。
その後、大手建設会社の採用募集を見て、年齢が募集制限ギリギリである点や、応募資格が大卒である点が心配でしたが、ダメ元で応募したところ、興味を持っていただけました。
私がこれまで職人として働いていたので、現場を職人の目で見ることができるという点が強みになったのだと思います。 それに加えて、通信制大学は一般的な通学制大学と同等に見てもらえないのでは?という不安もありましたが、面接官から
は学士号に変わりはないという説明があったので、安心しました。これまでの高校卒業という学歴だったら応募すらできてなかったなとも感じています。
(引用:サイバー大学)
サイバー大学卒業後に就職するための対策

サイバー大学はオンラインで学べる柔軟な環境が魅力ですが、卒業後にスムーズに就職するためには、計画的な対策も必要です。
オンライン学習の特性を活かしながら、希望する業界や職種へ進むためのポイントを紹介します。
在学中からキャリアプランを明確にする
就職活動を成功させるためには、早い段階からキャリアプランを考えることが重要です。
どの業界・職種に進みたいのかを明確にし、それに必要なスキルや資格を調べておきましょう。
サイバー大学の講義には、ITやビジネスに関連する科目が多いため、将来の方向性に合った授業を選択することが大切です。
資格取得を目指す
サイバー大学では、IT系の資格やビジネス関連の資格取得をサポートしています。
資格を取得することで、就職時に有利になる可能性があります。
- プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)
- 情報セキュリティ監視アソシエイト(CAIS-Associate)
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 基本情報技術試験
- TOEIC、TOEFL、英検
- 簿記
など、まだまだ他にもありますが、多くの学生が取得している資格です。
資格は履歴書に書けるだけでなく、実務スキルの証明にもなるため、まずは資格取得を目指しましょう。

元大学職員としてアドバイスすると、資格は「客観的な判断材料」として企業にアピールできる武器になりますよ!
資格については別記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらの記事も読んでみてください。


サイバー大学の大きな特徴として、オープンバッジというデジタル証明書を取得できる点が挙げられます。
オープンバッジを取得すると履歴書に記載して、スキル証明をすることも可能です。デジタル化が進む現代だからこそサイバー大学での学びは重要化されるでしょう。
オープンバッジについては別記事で詳しく紹介していますので、ぜひ読んでみてください。


ポートフォリオや実績を作成する
特にIT業界やデザイン、ライティングなどの職種を希望する場合は、ポートフォリオを作成することが大きなポイントです。
Web制作やプログラミング、デザインの実績をまとめたポートフォリオサイトを作成することで、企業にスキルをアピールすることできます。



企業側からするとポートフォリオは応募者のスキルレベルを見る判断材料になりますね!
ネットワークを広げる
オンライン学習だからこそ、積極的にネットワークを広げ、人脈を作ることが大切です。
SNSやオンラインコミュニティを活用し、同じ分野を目指す人や業界のプロとつながることで、就職のチャンスもらえる可能性があります。
まとめ


サイバー大学は、完全オンラインで学べる柔軟な環境で、IT・ビジネススキルを体系的に習得できる点が大きな魅力です。
しかし、オンライン大学に対する偏見や、学歴フィルター、実践的なスキル不足への不安などから、「就職できないのでは?」という声が一部で聞かれるのも事実です。
実際のサイバー大学の学生の声を見てもわかるように、学びを活かし、計画的に就職活動を進めることにより、しっかりと内定を獲得しています。
重要なのは、サイバー大学の環境を最大限に活かし、自ら行動を起こすことです。
早めの準備と計画的に対策し、自分に合った方法でキャリアを築いていきましょう。
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