サイバー大学の偏差値と学習システム|オンライン学習からキャリアまで完全ガイド

ゆきみつ

「サイバー大学の偏差値ってどのくらい?」
「入試は難しいの?」

通信制大学への進学を考える中で、こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

実は、サイバー大学を含む通信制大学には偏差値という概念がありません。

その代わりに、意欲や目的意識を重視した独自の選考方法を採用しています。

この記事では、偏差値に代わる入学基準や、完全オンラインで学べる教育システム、実際の学習難易度、就職サポートまで、サイバー大学の特徴を徹底的に解説します。

通信制大学への進学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

〈プロフィール〉

オンラインスタディナビ運営者

大学職員として通信教育部門の勤務経験あり

オンラインで学べるスクールや大学等の情報発信

目次

サイバー大学が偏差値を持たない理由

通信制大学における入学選考の特徴

通信制大学では、従来の一般入試のような一斉テストによる選抜を行いません。その理由は以下の通りです。

  1. 学習意欲重視の教育方針
    • 年齢や学歴に関係なく、学ぶ意欲のある人に門戸を開く
    • 生涯学習の観点から、幅広い層に教育機会を提供
  2. オンライン学習への適性評価
    • 自己管理能力や計画的な学習姿勢の確認
    • ITリテラシーの基本的なチェック
  3. 目的意識の明確化
    • 志望動機と学習計画の整合性
    • キャリアプランとの結びつき

サイバー大学における入学選考の具体的な仕組み

選考基準と評価のポイント

サイバー大学では、以下の観点から入学希望者を評価します。

評価項目評価のポイント具体的な確認内容
志望動機書学習意欲・目的意識入学理由、将来のビジョン
書類選考基礎学力・経験学歴、職歴、資格など
学習計画オンライン学習への適性時間管理能力、学習環境

通信制大学では、従来の一般入試のような一斉テストによる選抜は行いません。

まず重視されるのが学習意欲です。年齢や学歴に関係なく、学ぶ意欲のある人に門戸を開き、生涯学習の観点から幅広い層に教育機会を提供することを重視しています。

また、オンライン学習への適性も重要な評価要素となります。

自己管理能力や計画的な学習姿勢があるか、基本的なITリテラシーを備えているかを確認します。

さらに、目的意識の明確さも重要で、志望動機と学習計画の整合性、キャリアプランとの結びつきなどを総合的に評価していきます。

入学時期と出願手続きの詳細

入学金は10万円かかりますが、出願時期などの条件によっては免除されることもあります!

詳細は公式HPでチェックしてみましょう。

引用:サイバー大学HP
項目詳細備考
入学時期春学期・秋学期の年2回4月入学・10月入学
出願方法オンライン手続きが基本一部書類の郵送必要
選考料10,000円クレジットカード決済可
入学金100,000円分割払い制度あり

サイバー大学の教育システムと特徴

完全オンライン学習のメリットと活用法

オンライン学習のメリットは主に3つあります!

・時間の柔軟性を活かした学習
・場所を選ばない学習環境
・効率的な学習方法

時間の柔軟性を活かした学習

サイバー大学の完全オンライン学習では、時間の柔軟性が大きな特徴となっています。

24時間いつでも受講が可能で、仕事や家事との両立が容易です。

通勤時間や休憩時間を有効活用でき、自分の集中力が高い時間帯に学習することができます。

場所を選ばない学習環境

場所に関する自由度も特筆すべき点です。自宅やカフェなど、好きな場所で学習できます。

通学時間のストレスがなく、モバイルデバイスでの受講も可能です。

また、オフライン再生機能により、通信環境が不安定な場所でも学習を継続できます。

あらかじめ授業コンテンツをDLしておけば、ネット環境がない場所でも受講できるのは魅力的です!

効率的な学習方法

学習効率の面でも優れた特徴があります。

講義の一時停止・巻き戻しが可能で、重要なポイントは繰り返し視聴できます。

理解度に応じて学習ペースを調整でき、デジタル教材を効果的に活用することができます。

サイバー大学IT総合学部の詳細なカリキュラム構成

サイバー大学では2024年度より、従来のコース制からマイクロクレデンシャル制のカリキュラムへと移行しました。

このカリキュラムでは、ITとビジネスにおけるさまざまな専門分野について、学生一人ひとりの目的や必要な知識に応じて、多様な学びを実現できます。

引用:サイバー大学「マイクロレジデンシャル」より

マイクロクレデンシャル制では
・テクノロジー系分野(AI、ネットワーク、セキュリティ、ソフトウェアなど)
・ビジネス系分野(経営、管理、起業など)
 から、自身の興味や目的に合わせて科目を選択し、段階的に専門性を深めることができます。

カリキュラムの特徴

  1. 段階的な学びのプロセス
  • 入学後まずは「IT総合学基礎」(ブロンズバッジ)を取得
  • その後、専門分野の基礎固めとしてシルバーバッジを目指す
  • さらに専門性を高めてゴールドバッジ、プラチナバッジへとステップアップ
  1. 柔軟な学習設計
  • メインテーマとサブテーマを組み合わせた複合的な学び
  • 特定分野の専門性を極めることも、幅広い知識の習得も可能
  • 自身のキャリアプランに合わせた科目選択が可能
  1. 学びの可視化と証明
  • 取得した知識やスキルを「オープンバッジ」として証明
  • デジタル証明として対外的にアピール可能
  • 卒業後も科目等履修生として学び続けることが可能

学習者のメリット

  • 自分のペースで段階的にスキルアップできる
  • 具体的な目標(各バッジの取得)を持って学習に取り組める
  • 興味のある分野を深く学びながら、関連する知識も幅広く習得できる
  • 取得したスキルを証明する手段として、就職・転職時にアピールできる

このように、マイクロクレデンシャル制は、従来の画一的なコース制と比べて、より柔軟で個別化された学習パスを提供し、学習者一人ひとりのニーズに応えることができる教育システムとなっています。

実際の学習プロセスと卒業要件

具体的な学習の進め方

STEP
学習計画を立てる

新学期が始まる前に、その期で履修する科目を自分で選択します。

サイバー大学はセメスター制(半期制)を採用しており、春学期(4月~8月)と秋学期(10月~2月)の年2回に分かれています。

履修する科目が決まったら、1週間の学習に必要な時間を逆算し、1日あたりの学習時間を設定します。

例えば、通勤時の電車内や昼休み、就寝前の時間など、自分のライフスタイルに合わせて学習時間を確保することが重要です。

この段階で不安なことがあれば、ラーニングアドバイザーに相談することができます。

Zoomによる履修相談会も開催されており、他の学生の体験談を聞くことで、より効果的な学習計画を立てることができます。

STEP
受講する

講義は1回90分で、4つの章に分かれています。

各章は約15分の動画で構成されているため、まとまった時間が取れない場合でも、章ごとに区切って視聴することができます。講義動画(約60分)を視聴した後は、各回設定された課題(約30分)に取り組みます。

課題は科目によって異なり、小テスト、レポート、ディベートのいずれかが課されます。

プログラミングの演習問題や制作課題が出される科目もあります。また、ゼミナールなどの科目では、事前に収録したプレゼンテーションをオンラインで発表することもあります。

学習中に分からないことがあれば、ティーチングアシスタントに質問することができます。

担当教員と連携しながら丁寧にサポートしてくれるので、一人で悩まず積極的に活用することをお勧めします。

STEP
期末試験の受験

全ての講義を受講し終えたら、期末試験を受験します。

試験にはWebテスト形式とレポート形式の2種類があり、設定された試験期間内であれば、好きな時間に受験することができます。

合否は、期末試験の結果と日々の学習成績を総合的に判断して決定されます。

サイバー大学の充実した学習サポート体制

オンラインサポートの具体的な内容

ゆきみつ

オンライン学習は孤独だから学べるか心配

オンライン学習だと分からないことがあったときにどうするか、モチベーション維持ができるかどうか心配になるかもしれませんが、主に3つのサポートや支援環境がサイバー大学にはあります。

教員によるサポート
学習アドバイザーによる支援
技術的サポート

教員によるサポート

サイバー大学では、オンライン学習を成功に導くための包括的なサポート体制を整えています。

教員による支援では、質問への個別回答や課題へのフィードバックを通じて、学習内容の理解を深めることができます。

定期的なオフィスアワーも設けられ、メールでの相談にも随時対応しています。

学習アドバイザーによる支援

学習アドバイザーは、個々の学生の状況に合わせた学習計画の作成を支援し、進捗管理のアドバイスを提供します。

長期的な学習においても、モチベーションを維持できるよう、効果的な学習方法を提案します。

サイバー大学公式HP

技術的サポート

技術面では、専門のサポートチームがシステムの利用方法からトラブル対応まで、きめ細かなサポートを提供します。動画視聴環境の設定や各種デバイスの設定支援も行い、スムーズな学習環境の構築をサポートしています。

キャリアサポートと就職支援

ゆきみつ

就職サポートは充実してるのかな?

一般的な大学と同じようにキャリアサポート体制が整っています!

  1. キャリアカウンセリング
    • 個別面談
    • 職種適性診断
    • 履歴書・エントリーシート添削
    • 面接対策
  2. 就職活動支援
    • 企業説明会の開催
    • インターンシップ紹介
    • OB・OG訪問
    • 求人情報の提供
  3. 資格取得サポート
    • IT関連資格の取得支援
    • 資格試験対策講座
    • 模擬試験の実施
    • 受験情報の提供

キャリアカウンセリング

国家資格キャリアコンサルタントや公認心理師、臨床心理士などの専門資格保持者が、学生一人ひとりのキャリア形成を支援します。

オンラインでの個別相談を通じて、将来のキャリアプランや現在の課題、不安などについて丁寧にカウンセリングを実施。学生の強みを活かしながら、具体的な目標設定とその実現に向けたアドバイスを提供します。

2023年度の学生アンケートでは85.3%の満足度を達成するなど、高い評価を得ています。

就職活動支援

就職・転職に関する具体的なサポートとして、履歴書・職務経歴書の添削から面接練習まで、実践的な支援を提供します。

人材紹介会社と連携した求人紹介も実施しており、特にIT業界への就職に強みを持っています。

一般的な大学と変わらないサポートです!

また、インターンシップ情報の提供や企業説明会の開催など、学生と企業をつなぐ機会も積極的に創出。

オンライン学習の特性を活かし、働きながらの就職活動もスムーズに進められるよう配慮しています。

資格取得サポート

IT分野を中心に、実務で役立つ資格取得を支援します。

基本情報技術者試験やITパスポートなどの国家資格から、プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)などの国際資格まで、幅広い資格に対応したサポートを実施。

カリキュラムと連動した効率的な学習計画の立案や、資格試験対策講座の提供、模擬試験の実施など、着実に資格取得を目指せる環境を整えています。

まとめ:入学を検討する方へ

サイバー大学は、従来の偏差値による評価とは異なる、新しい形の高等教育を提供しています。特に以下のような方に適していると言えます:

  1. 働きながら学びたい社会人
    • 時間の有効活用が可能
    • 仕事と学業の両立支援
  2. IT・デジタルスキルを身につけたい方
    • 実践的なカリキュラム
    • 最新技術の学習機会
  3. 時間や場所にとらわれず学習したい方
    • 柔軟な学習スタイル
    • オンラインの利点活用

入学を検討する際は、偏差値ではなく、以下の点を重視することをお勧めします:

  • 学習目的の明確化
  • 生活スタイルとの適合性
  • オンライン学習への適性
  • キャリアプランとの整合性
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